2013年海で出会えた生物ランキング
第2位 ウミウシいっぱい
今年もまたウミウシをまとめてしまうのだ。
初めて見たアカズキンリュウグウウミウシ。浅い水深に赤い色のホヤがあるのをを見つけ、
『あぁ、こんな所にアカズキンリュウグウウミウシが居るんだろうなぁ』と思ってたら、その真横に居ました。
真っ赤なボディに白いアクセント、大きさも1cmちょいと程々で可愛らしい。まさにアカズキンと呼ぶにふさわしいウミウシです。
名前を付けた人はセンスがあると思います。
石垣ツアーの時に出会ったウミコチョウ。
ウミコチョウが米粒くらいの大きさなのに、そのボディに繊細な模様が描かれています。
神様は何を想ってこういう生物を創造したのでしょうか?
今まで何度かサガミイロウミウシかな?って個体に出会ったけど、リュウモンイロウミウシだったり、小さ過ぎて同定できなかったりでした。
でも、これははっきりサガミイロウミウシの特徴が確認できます。
沖縄ではすごく珍しいと思います。
ショップを始めて10年。この間に見たウミウシは600種を越えました。
最近出会う初見のウミウシは殆どが未記載種になってきています。
でも、だいたい科や属までは絞り込めるのだけど、このウミウシについては全くもって何者か分かりません。
誰か分かる方が居たら教えて下さい。
参った、こんなウミウシが居るなんて全然知らなかった。
ウミウシというものはベントス生活を送るものだとばかり思っていたけど、中には産まれてから一生遊泳して生きるウミウシも居るのです。
水面近くをクネクネと泳ぐ謎の物体が居たので、とりあえず、写真撮影。
ショップに帰って写真を見ると、流線型の体に尾びれのようなものがある。
この時点では何かの稚魚だと思い、魚類学の先生に問い合わせたりと、とんちんかんな事をしてしまった。
けれど、その後、ササノハウミウシだという事を知りました。
今まで、ウミウシの中ではムラサキウミコチョウやヒオドシユビウミウシが泳ぎの達人だとばかり思っていましたが、上には上が居るんですね。
これからウミウシを捜す時は中層も見なきゃですね。