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2023年海で出会えた生物ランキング

第9位 ゼブラアナゴ
ゼブラアナゴ Heteroconger polyzona
ゼブラアナゴ
撮影日:2023年01月15日 撮影者:今川

今年の9位はゼブラアナゴです。
Ocean Blue のお客様なら「あ、このコ見た!」って思い出す人も多いことでしょう。
マクロの人はもちろん、ウミウシのお客様にもたくさん見て頂いた魚です。

きっかけは知り合いのガイドの昇太くんのインスタ。
「ほぅ、沖縄でゼブラアナゴが出てるんだ。」
今川は趣味でおきなわ図鑑というサイトを作っていますが、そこにゼブラアナゴが載ってないので是非追加したいところ。
ポイントはゴリチョだということは分かっていたので、何度か捜してみたけど見つからず。
ゴリチョの砂地はそれほど広くないし、チンアナゴみたいのがにょろにょろしてたら一発で分かる筈なんだけどなぁ・・・。 おかしいなぁ・・・。うーむ。うーむ。うーむ。
最終的には昇太くんに場所を教えてもらってのご対面となりました。えへ。

驚いたのはその大きさ。
綿棒くらいのサイズしかありませんでした。
今川は鉛筆ぐらいのサイズを想像していました。
だって、海外のゼブラアナゴって、そのくらいのサイズでしょ?
かなり遠くからその存在に気づいていないと、近くに行くと引っ込んでしまいます。
こりゃ見つからないのも納得。

でも、もっと衝撃的な出来事がありました。
その日、その近くで、もう1個体のゼブラアナゴを発見したのですよ。エッヘン!
こっちの個体は綿棒どころかマッチ棒サイズ。
か、可愛いー!

ゼブラアナゴ Heteroconger polyzona
ゼブラアナゴ
撮影日:2023年01月15日 撮影者:今川

眼を皿のようにしてゼブラアナゴ捜索モードになってたから見つけることができたんだけど、 ウミウシにはウミウシの捜し方、魚には魚の捜し方があるんだなぁ、と今更ながら思いました。(ガイド歴20年の感想です)

初めて見たのが1月半ばで、6月中旬まで見れてたので、丸々半年間観察できました。
ちなみに、環境省レッドリストの絶滅危惧IA類 (CR)に指定されています。
こんな希少種が半年間も見れるなんてなかなかないですよ。
あと、珍しい生物って深ーいところに居たり、普段、人の行かないところに居たりするんだけど、 この2個体は浅いところに居て、観察し易かったってのも良かった。
多くのお客様に見ていただいて喜んで頂けました。
楽しませてくれてありがとう。

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